誕生日花（たんじょうびばな）とは、1年365日それぞれにちなんだ花のことを指します。誕生石と同じように、その日に生まれた人にふさわしい花として選ばれ、花言葉とともに紹介されることが一般的ですが、見たことも聞いたこともない花だったり、調べる本によっても違ったり・・・そんな誕生日花をわかりやすく解説します。
最初に
誕生日花は、日本やヨーロッパでひろまっています。プレゼントやお祝いの際に取り入れられることも増えています。誕生日のプレゼントとしてはもちろん、自分の誕生日花を知ることで、花の意味や魅力に触れるきっかけにもなります。日本だと「子供の名前」などで検索されることも多いようです。
誕生日花の歴史や由来
誕生日花がいつ、どのように生まれたのかについては、明確な記録はありません。しかし、いくつかの文化や伝統が影響を与えたと考えられています。
【キリスト教の「守護聖人」との関係】
ヨーロッパでは、キリスト教の聖人（守護聖人）にちなんだ花が、その日の象徴として割り当てられることがありました。キリスト教のカレンダーでは、毎日異なる聖人が記念される「聖人暦」が存在します。
たとえば、3月17日は「聖パトリックの日」として知られており、クローバー（シロツメクサ）がその日にちなんだ花とされています。このように、特定の花が聖人と結びつき、誕生日花の概念につながったと考えられます。
【「誕生月の花」文化の影響】
西洋では、誕生月ごとに象徴的な花が定められています。例えば、1月はカーネーション、2月はスミレ、3月はスイートピーなどが有名です。これは「バースフラワー」と呼ばれ、誕生花の起源の一つと考えられています。
誕生月の花をさらに細かく分類し、毎日の花に分けたのが誕生日花というわけです。そのため、誕生日花は「誕生月の花文化」の発展形ともいえます。
【日本独自の誕生日花リストの誕生】
日本では、明治時代以降に西洋の文化が広まり、花屋や園芸家によって独自の誕生日花リストが作られました。そのため、国や地域によって誕生日花が異なることがあります。
日本の誕生日花は、四季に合わせた花が多く選ばれており、日本の気候や風土に合ったものになっています。たとえば、春生まれの人には桜やチューリップ、秋生まれの人にはコスモスや菊が選ばれることが多いです。
誕生日花の決め方
誕生日花は、どのように決められているのでしょうか？ 明確なルールはありませんが、以下の要素が考慮されることが多いそうです。
1:その季節に咲く花
誕生日花は、その季節に咲く花が選ばれることが多いです。たとえば、日本では3月ならスイートピーや桜、8月ならヒマワリといったように、季節感を重視して選ばれます。
2:その日に関連する歴史や記念日
特定の日にゆかりのある花が選ばれることもあります。たとえば、5月5日の「こどもの日」には、菖蒲（ショウブ）が誕生日花として選ばれることが多いです。これは、菖蒲が「尚武（しょうぶ）」という言葉と結びつき、端午の節句に関連するからです。
3:花言葉やイメージ
誕生日花は、その花の持つ花言葉やイメージが、その日生まれの人の性格や運勢に合うように選ばれることもあります。たとえば、優しさや可憐さを象徴するスイートピーは、穏やかな性格の人にぴったりとされています。
誕生日花の楽しみ方
誕生日花は、ただ知るだけでなく、さまざまな楽しみ方があります♪
【自分の誕生日花を調べてみる】
まずは、自分の誕生日花を調べてみましょう！インターネットや書籍で簡単に調べることができますし、国や地域によって異なる誕生日花を比べてみるのも面白いです。気に入ったお花だと、なんだかとってもラッキー☆な気持ちになりますよね！
【プレゼントに活用する】
誕生日のプレゼントに、その人の誕生日花を贈るのも素敵なアイデアです。例えば、3月24日生まれの人にはスイートピーを贈ると、その意味も伝わり、特別感のあるプレゼントになります。お花屋さんに売っていないお花も結構あるので、事前に問い合わせておくことをおススメします(^^)
【花を使ったインテリアやアレンジ】
誕生日花を部屋に飾ったり、アレンジメントに取り入れたりするのもおすすめです。その花が持つ意味を意識しながら飾ると、より愛着が湧くこと間違いなし！
まとめ
誕生日花は、歴史的にはヨーロッパの守護聖人や誕生月の花文化から派生し、日本では独自にリストが作られて広まったと考えられます。
決め方には、季節の花、歴史的な背景、花言葉の意味などが考慮されており、国や地域によって異なることもあります。
誕生日花を知ることで、自分の誕生日にまつわる花を楽しんだり、大切な人へのプレゼントに活用したりすることができます。ぜひ、自分の誕生日花をチェックして楽しいフラワーライフを！！
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