クリスマスの季節になるとあちこちでよく見かける赤いお花「ポインセチア」は有名ですが、最近よく見かけるようになった「プリンセチア」ってどんなお花?同じ花なの?を解説します。よく出てくる「苞」とはいったい何?ちなみになんて読むの?そこまで解説します(笑)
育て方や、来年の楽しみ方などは多くの方が解説しているので、ここではお花についてと、プレゼント、贈り物としてどちらがオススメなのか?について解説していきます!
まず最初に、「ポインセチア」について
クリスマスの装飾でおなじみの赤いお花「ポインセチア」。11月くらいからお花屋さんに並びだすあの赤いお花です。「ポインセチア」があちこちに飾られだすと「あ~クリスマスだな~」と思いますね。それくらい「冬」を連想させるお花ですが、なんと、実は、暖かい地域が原産のお花なんです! なので、寒さにはめっぽう弱いんですね~。
もともとは、アメリカ人の「ポインセット」さんが、メキシコから持ち帰ったと言われていて、12月に赤い花を咲かせるからクリスマスにちょうどいい!!といって広まったそうです。
そもそも「ポインセット」さんって学者さんとか、植物関係の人?と思うかもしれませんが、全然違います。お父さんがお医者さんだったこともあり、医学と法律の専門的知識を持つ非常に優秀な人でした。メキシコに行った理由も、初代駐メキシコ公使として当時のアメリカ合衆国大統領からの任命が理由でした。すごいですね!さらに職務内容のひとつに「メキシコ国内に混乱をおこし、それに乗じてアメリカがメキシコを乗っ取る!という計画も含まれていたそうです。こちらは失敗に終わったようですが、その後、アメリカ合衆国 陸軍長官になったそうです・・・。「ポインセチア」の名前の由来の人が、そんな人だったなんて驚きですね。いずれにせよ、とても優秀な人だったことは間違いないでしょう。
今では品種改良を重ね、この「日本」の地で多くの人に愛されるお花になりました。
「プリンセチア」の登場
こんなに愛されるお花を(こんなに売れるお花を)大手がほっとくわけがありません。
飲料メーカーとして有名な「サントリー」には「サントリーフラワーズ株式会社」というとても有名なお花専門の会社があり、そこで品種改良をかさねて生まれたのが「プリンセチア」という品種になります。他にも多くのお花を開発しています。
名前の由来は「プリンセス」のようにかわいい「ポインセチア」を合体させたと言われています。
もともとの「ポインセチア」にくらべて、色が豊富で、少し寒さにも強くて、少し丈夫、という控えめなアピールポイントですが、やはりカラーバリエーションが多い事と、かわいいピンク系の発色は非常に秀逸でとても人気です。今後も時代のニーズを読みながら様々なデザインが登場するのではないでしょうか。実に楽しみです!
ちなみに現在の「プリンセチア」の品種バリエーションはこんなにあります!
やはり一番人気は「ルージュ」と聞いたことがありますが、八重咲の「オペラ」も年々需要が増えているようですし、従来の色合いに飽きてきた人や、新しいものが好きな人には、斑模様・斑入りと呼ばれるシリーズも人気のようです。
「苞」って何? なんて読むの?
ポインセチアの赤い部分は本当は「花」じゃないんだよ。
必ずと言っていいほど言われます。あれは正式には「苞・ほう」とは「苞葉・ほうよう」といいます。「葉」でも間違いではないのですが、簡単に言うと、「葉」がいくつかの理由で「色づく」「色づいた」状態を「苞」と呼ぶそうです。ほう・・・。なんちゃって(^^)
まぁ私たち一般人はそのお花がかわいければなんでもいいんです。
とはいえ「育て方」・「管理方法」を少しだけ
とにかく「寒さは苦手」です。冷たい風にあたってしまうと、くったり・しんなり、元気をなくしてしまいますので要注意です。お水をあげすぎてもいけないので、素人にはなんだか管理が難しそうだなぁ・・・と思われがちです。少しでも長く楽しみたい気持ちもわかりますが、ガーデニングをしているわけではないので、私の考えとしては、クリスマスの雰囲気が楽しめればいいじゃん!と思っています。だって、本当に「ポインセチア」を楽しみたかったり、大きく育てたいなら、冬に買うんじゃなくて、もっと暖かい時期に育てるものですから~ ということですから。
それでも少しでも長く楽しみたいんだ~ という方は「YAHOO」で「ポインセチア・育て方」で検索してみてくだい。たっくさんでてきますので。「ポイン」も「プリン」も育て方はほぼ同じです。
では、どっちがオススメ?
プレゼント・贈り物、という理由で考えるなら「プリンセチア」
装飾とか景品とか、わかりやすい演出が必要な場合は赤い部分が大きい「ポインセチア」が目立つし印象的にもオススメではありますが、かわいさや、色のバリエーション、で「プリンセチア」が少し優位かなと思います。もしクリスマスプレゼントや冬の贈り物、ちょっとしたお土産、なんかには是非オススメします。こう言ってはなんですが、花束よりは長く楽しめるけど、クリスマスが終わるころ、年が変わるころには枯れてしまう(だろう)と思いますので、ちょうどいいと思います。
花言葉は「思いやり」ですので、どんな用途にも合わせられるようになっています(笑)
お値段もお手頃ですし、結構ボリュームがあるのも理由の1つです。今年はどんな「プリンセチア」を飾ろうかしら!!(^^)
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